2019年に出会った沢山の人を振り返る【 part3 】自己実現さがし

おかしいな。1記事で収まると思ったのに1万文字を超えていた。ブログにしては長すぎる。こんなの自己満足にすぎないのに、思いついたものを文章にするのが楽しいんだ。

前回 2019年に出会った沢山の人を振り返る【 part1 】乙女成分強め - Go aopink’s blog

   2019年に出会った沢山の人を振り返る【 part2 】卒制と就活 - Go aopink’s blog

 

 

 

目 次

  • 2018年12月 〜大学の恩師〜 

  • 2019年1月  〜就活イベント〜

  • 2019年2月  〜本気ではなしができる人はいる発見〜

  • 2019年3月  〜「自分が世界の中心だと思え」〜

  • 2019年4月  〜関わりたい人と関わる〜

 

 

【2019年3月 】

・T橋N子さん

卒展で初めて知ったかと思いきや、実は結構前からこの人の制作物を見かけていた。展示空間はとても病んでいて、彼女の固有結界がそこにあった。日々の人間関係を生々しいほどに痛烈に批判した言語が蔓延っており「本当はこうなんだろ!!!」と言わんばかりの思いが絵と文字でぶつけられていた。その一部にあったクロッキーの紙切れに書いてあったことを覚えている。「先輩に言われた名言。"自分を世界の中心だと思え。"」

ただの自分勝手な人のことではない。他人のことを考えてばかりで繊細で仕方のない人や感受性の豊かで傷つきやすい人間に向けて送られた言葉だ。他人の凄さばかりに目がいき自分の無力さに打ち拉がれて心がガスガスになったメンヘラ驀地の人間がどうしたら自信を取り戻せてもっと生きやすくなるか、ということだと思う。

すごい人はいっぱいいる、強いて言えば自分以外の学生はみんなすごい。Twitterにも学校生活にも比較対象は山ほどいる。みんなすごいから私がなんで生きているか分からない消えてしまいたい、と悲しくなった時に、オレが世界の中心なんじゃボケエエエと思うくらいの方が少し元気になるからそれくらいの気持ちが丁度いいよってこと。毒舌な人は非常に好感がもてる。

 

・卒業式に初めましての人ら

 この日はめっちゃ楽しかった。

私は卒業式に果てしない恐怖を抱いていたので、ぼっちになってもおかしくない、ここで4年間すべての人間関係が試されるんだと半ば覚悟していた。他大の友人と卒業式が被ったので、ぼっちになったらもうそっちに逃げるから!!!と宣言していた。心に逃げ場があっただけ僕に怖いものはなかった(嘘)。当日、僕は4年生終盤に渡って巻き返した人間関係は着実に築かれていたのだと安心した。地元の成人式みたいにみんなと話せて、写真も撮れて、ぼっちじゃない女子大生になれた。それだけで人間関係の終わった自称 "暗黒の大学時代" は回収できたような気がした。

同じくフリーターになる別の優秀な同級生と将来について話し、彼女は卒業記念パーティーに向かった。僕はぼっち前提で考えていたからパーティーなんてギラついた人が行く所にぼくの居場所なんてないと思って行かなかった。その後、他大の友人と無事に会い、初めましてのそれまた友人の大学内輪トークになぜか混じっていた。なんか対人能力が物凄くあがっていることに驚く。驚くことにその友人の友人達とはまるで旧友のようにノリが合ったような気がしてすごく心地が良かった。パリピを毛嫌いしている姿勢がとても面白かったし、友人達もパーティーなんてあんなパリピの巣窟絶対行かねえという反骨精神の仲間意識がひたすら心地良かった。その日は大学の卒業生らしき人が名古屋駅に沢山ひしめき合っていて、学生の終わりを穏やかに感じた。最後別れ際に僕は「みんな4年間よく頑張った!!!卒業おめでとう〜〜〜!!!」と互いの祝杯をあげ、心からおめでたい気持ちで笑顔で別れを告げた。

地元に帰還し、卒業式の面影を残した派手にセットされた頭で市内のある議会の説明会に行った。そこでは、大学生が10人ほど固まって自己紹介などをした。ここにいるのはほぼ大学3年生でぼくは大学4年生というか今日卒業したばかりの無職。正直ここにいていいのかとモヤモヤした気持ちにしかならなかったが、「先ほど卒業して来ました〜!」というと元気よく「お〜めでとうございます〜!!」と野太い声で祝ってもらい、改めて卒業ってめでたいことなのだと実感した。頑張ってきた4年間をひたすら肯定されたようで幸せに満ちていた。無条件に心が暖かい日だった。

 

・ハロワとか就職支援の人ら

 卒業して、とにかく数を打とうと思った私は叔父の知り合いの紹介で市内のハローワークをあたった。ここに希望する職がある訳ない。もしかしたら変な仕事があるかもしれないという希望のみ。

「君の言う、"面白い仕事"って何なのかな?^^:」「う〜ん、もっとオリジナリティに"考える"仕事、ですかね〜」

なんだか地に足の付いていない、頭の悪い人に思えてきた。

別の就活支援の人は卒業後に関わったが就活2周目の不満感と初めての内定 - Go aopink’s blogでも散々愚痴ったように納得していなかった。誰でも受かるような会社と思うと尻込みするんだけど、冷静に考えればそんな人でも受け入れる体制の整った余裕のある会社とも捉えることができる。1番ムカつくのは担当者が((ほ〜ら見ろ!お前なんかを雇ってくれるような会社はここしかないんだぜ!お前の実力なんて所詮そんなもんなんだよドヤァ))となること。ア〜〜〜いやだ〜〜〜

 

・靴修理の店長

次の就職までの繋ぎとしてバイトを掛け持ちしようと思って、靴修理のバイトの面接に行ったんだけど、承諾してもらって断られた。なんか悪いことでもしたのかな。就活のお祈りメールで散々傷ついてきたのに、バイトすらお祈りされると本当に社会に必要とされていないのだなと。

 

 

【2019年4月 】

・瀬田さん

「LIFE SHIFT」読んで人生考え直せば、ちょっと分かることがあるかもと思っていた頃、承認要求の答えが出てしまった - Go aopink’s blog で紹介したように瀬田さんの記事にのめり込むようにして数日間に渡って読んだ。自分の外側の外側を知り、途方もなく不安に駆られた訳だがそれは知識として”分かった”に過ぎず、”解決”はしていない。数年前の記事とかだったらリアルタイムでコンタクトすら取れなかったが生存確認ができただけでも心の救い。ネットって受け身になりがちで判断材料が画面だけなのでレスポンスがあるだけでも人を感じて安心する。還暦を迎えるほどの年上の人と対等に話ができているのはネットの特権とも思った。自分よりも40年考えて生きてきた人とどう感性の擦り合わせができるのか。人生のロールモデルを探したい。これからどう生きればいいか分からないから。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

・アニメ交流会の人ら

大学2年生の時に課題でお世話になった他大学の先生にダメ元でメールした所二週間後に返事が来た。当たるだけ当たるのは大事だと思った。ある女性にコンタクトを取りたいと言った所、(取れなかったが)目指す業界の若年層を応援する活動団体があると紹介され、交流会という名の飲み会がちょうどGWにあったので参加した。落ちた企業や気になっていた企業、業界関係者が沢山いた。全体的に駆け出しの人だったので、業界人と直接話が出来たことはよかったかもしれないが、ただ生きてきた世界が違うなと思い知らされただけ。もうさ、住んでる場所と金銭面だけで人生違うよな。高望みしすぎたのかな。最初からこんな業界諦めて身の程を弁えている同級生のモチベーションが羨ましい。なんで出来もしないことにわざわざ苦しんで頑張っているんだろう。

 

同人音楽家の人ら

 就活、卒制と果てしなく孤独で辛い時期に、ずっとお世話になっていた「作業用BGM」。音楽家を掘り当てた時の快感が楽しくて仕方なく、同人音楽が大好きだ。人の声を聞くよりもずっと音楽を聞いていたい。(最近逆に他人の声にすごく敏感になっている気がする。何かをしていても他人の言葉が聞こえてくると耳を通過し過ぎて本当に目の前のことに集中できなくなる。やばい。)

GW、本来の目的はアニメ交流会だったが予定を合わせて同人音楽イベント「M3」に行って来たのだ。CDなんて通販でいくらでも買うことのできる時代だけど、作者に直接礼を伝える大事さを知っている私は隙あらば感動を伝える。いつも心がお世話になっている作者と直接話ができる、例えるならスーパーで普段買う野菜農家は顔が分からないけどいつも美味しく食べさせてもらっている生産者に直接礼が言えるまたとないチャンス。著名人だったら直接話すこともできないのに同人関連は直で言えるからすごいことだ。他にも予定はあったんだけど、なんだかんだ普段から関心もっていることが1番満足した

 

 

 

 

 

1つ1つの出来事を振り返ると結構毎回発見があることに気づく。一応読んでもらう前提で書いてるけど、こんな個人的な話を誰が楽しくて読むのか。身内だけだろ。時系列で書いても1つの出来事から感じた思いが沢山あるし、1こ1こバラして書くには数が多すぎる。

 

 

人が変わるには、「関わる人」「時間の使い方」「住む場所」を変えろ、という。

シュタインズ・ゲート」岡部倫太郎の有名な言葉がある。

最初のお前を騙せ
世界を騙せ

自分という駒を動かすために、自分の思考を丸ごと入れ替え、意識を変える。自分を騙す。

日常会話でこれ言ってたら厨二乙と軽く片付けられて終わりだが、あながち間違いではないのではないか。

論を提唱した所で、これが合ってるかどうかの確証はない、が、もう後は感情論でいいと思う。「好き」か「嫌い」か、この考え方が好きだと思えばやればいいし、頭おかしいんじゃねえのと思えばやらなければいい。それだけの話だ。

戦う場所は選んだ方がいい、と思う。