2019年に出会った沢山の人を振り返る【 part1 】乙女成分強め

大学時代、人と関わることを諦めていた。

 

だが、進路探しをするようになり色々な人やものに手を出すようになってから、

出会うべき人に会い、如何に狭い世界で生きていたかを知る。世間は思ったより優しい。

出会ったみんなの言っていた意味がどんどん、どんどん分かってくる。

私たちは子供に帰りたがっている。人間に成りたい。余分な知識をつけすぎた。

 

頭がいいガキは頭がいい。

そいつはそのままでいてほしい。どうか汚れていかないで欲しい。

どうかそのままで、健やかに育って欲しい。

 

社会不適合者に、幸あれ。

 

 

 

 

 目 次

  • 2018年12月 〜大学の恩師〜

  • 2019年1月  〜就活イベント〜

  • 2019年2月  〜本気ではなしができる人はいる発見〜

  • 2019年3月  〜「自分が世界の中心だと思え」〜

  • 2019年4月  〜関わりたい人と関わる〜

 

  

ちなみに初詣で願ったことは 「人脈をください」

※ 今回とても長いです。1人目があまりにも長いので区切ります。

 

 【2018年12月 】

・大学生最初に「絵」に出会い、最後に「対面」した人

1人の男に出会った。この人と出会ってから今日に至るまで、頭から離れない。

憧れなのか嫉妬なのか執着なのかも分からないほどにその人が全てであった。私には無いものを持っているから惹かれたのか、似たものを感じたから惹かれて仕方がないのか。目指したかった姿が彼だったのか。 

大学1年生の作品展示で彼を知り、彼の展示品のあまりものなさに指を指して笑っていたことを覚えている。170人ほどの膨大な数の同級生の展示を一通り見て、なぜこの人のブースを覚えていたのかも不思議なくらいだ。この人は卒業する気があるのだろうかと思ったが、数枚のイラストとラフ絵のファイルが印象に残っており、非常にいい絵を描く人だと思って写真を残した。

大学3年生から一人暮らしを機にTwitterを始めたが、そこで絵師達をフォローし色々巡回していると見覚えのある名前が関連で表示された。もしやと思いクリックしたら、1年生の時に見たその人と同じ絵があり確信した。大学はろくな会話相手もおらずバイトも転々としていた私は孤独を極め、Twitterがお友達になっていた。2年間彼の経過を追い、一方的に思いを募らせていた私は、彼が「大学辞めたい」を連呼していたこともあり勝手に心配をしていた。4年生になり、人物が気になって仕方がなかったので、喫煙所を通るたびにガン見したり、1年生の時に彼と同じクラスだった知り合いに話を聞いて詮索しようと奮起した時もあったが、唐突に聞く勇気も機会もなく断念していた。卒業制作も落ち着きだした頃、1人心の友としていた神絵師がしばらくアカウントを停止すると言った。その辺りから、大学の彼もいつネット上からいなくなるのかも分からない。連絡手段すらなくなる。直談判せねば、と決意した。教室まで殴り込みに行くという選択肢は絶対ない。メールを送るしかないと思った私は「大学どうか辞めないでください」といきなり送りつけるのもどうかと思ったので、「卒業制作のイラストを楽しみにしている」と長文のファンレターを送ったのだ。身元が不明なのもアレなんで作品との出会いと今までの経緯も書いた。素直な気持ちを全部書いたから正直気持ち悪いと思ったけど、会うことはないし数ヶ月で卒業するし、どうにでもなれの気持ちで、おりゃっと勢いでタイピングしたものを送りつけた。返事なんて来なくてもいいと思ったといえば気取っているが(若干期待していた)、数日後に超丁寧に返事が来てしまった挙句、相手もコンタクトをとってくれる姿勢を示してくれたのだ。死ぬかと思った。顔の知らない憧れのアイドルに会える、みたいな感覚。会ってしまっていいのか、会うことによってもしかしたら少し期待外れで作品が好きじゃなくなってしまうのではないか、純粋にTwitterを見れなくなっちゃうんじゃないかと勘繰ったが会いたい衝動に突き動かされるままコンタクトをとっていった。(今思うと出会ったことによる衝撃と今後の影響が激しすぎて好きじゃなくなる所の話ではなかった、、、)ラインを交換するまでになるというびっくり展開。私がプレゼンのためのポスターを仮印刷して準備に取り掛かっている時に友だちになった通知が来て大興奮してたんだけど、プレゼンをする前に後ろ盾があるという謎の安心感に包み込まれた。返事が丁寧で既に好きだった。

当日、いつも通り教室は卒業制作の相談を淡々としており疲れた空気が漂っていた。そんな中、授業から抜け出して今日は運命の日だ、と最高潮に達し気分は本気でシンデレラ。制作は一通りキリがついていたので、不安も何も一点の曇りもなかった。こんな爽快な日はない。ドキドキが止まらなかった。これからのことなんてどうでもよかった。

ひと気のない14:00、普段使っている食堂、ここが約束の場所になった。4年間同じ大学にいるのに顔すら知らないのもどうか、実は見たことある人なのかもしれないと思い、ツイートから把握している人物像から思いあたりそうな人物を記憶から総動員して列挙していた。(もしかしたら彼処にいた人物かもしれないという記憶が3回ほどある)待っていると、突然電話がかかって来た。心臓が飛び出た。もしかしたらテンションの低めの渋いオタッキーな人かもとか考えていたから、年相応の青年の声で驚いてしまった。

結果的に3時間ほど話し、超絶圧倒されていた。刺激が強すぎた。初めて会うのに話がすべて合う気がした。相手が合わせてくれていたのかもしれないけど。その日は雨だった。食堂が閉められてしまうので、必然的に帰ることになり傘を教室に置いたままであったので取りに行き、丸1日すっぽかしていたので同級生に心配され適当に受け流したが、本当にこの日だけは明らかに挙動がおかしいし不自然だったと思う。

生身の人間は想像を遥かに超えた考えを持つ男だった。普通に考えたら頭のおかしい会話をしていたと思う。けど2人だけだから成り立っていたし、きっと同じクラスで4年間共に過ごしていたらこんな話をすることもこんな感情を持つこともなかっただろう。卒業間近に出会ったこのタイミングが全ての必然だったと思う。その時に感じたのはトキメキよりも、なぜか「悔しさ」。私がとてもちっぽけのちちちーな存在に思えた。この人が人生の主役なのか?私はモブなのかと。これもまたおかしい捉え様、、、。帰りの電車はいつも音楽を聞くのに、その日だけは彼との会話を一言一言すべて思い返して、なんにもせず30分突っ立っていた。嬉しさと興奮と悔しさと寂しさが全部一緒になって、嵐のような感情が込み上げて涙がでた。

 

その後は割愛するが、この男に出会ってから私の意識が相当に変わってしまった。Twitterだけでも結構影響を受けていたが直接会って話すことの刺激は尋常ではない。この4ヶ月間で飛ぶ鳥落とす勢いで追いつこうと知識と意識を変えている。何故だろう、人生は違うのに、彼の価値観に追いつこうと必死になって理解しようとしている自分がいる。自分の人生と今まで好きだったものを全て否定したくなるような気持ちに襲われる。その後の私の行動指針は彼が主軸になっている。

ここから2019年数々の出会いの火蓋が切って落とされた、開幕開幕〜と言っても過言ではない。

彼に対する思い入れが強すぎてアホみたいな長文になってしまった。全部読んだ人いたら気持ち悪いわでもいいので感想ください。

 

(余談)この執着じみた気持ちがどうしても「プリティーリズムレイボーライブ」の速水ヒロとかぶる。コウジの本当の才能を理解しているのは俺だけだ!!!みたいな、依存傾向をリアルに表しすぎ。

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