噂話
それは黒かったのか。
彼女の繊細さは遠い景色を見ているようで、実際、かなりミクロ。
敵とみなす人は、彼女にとって妥協できない黒さがあった。
1点の「白」を手にいれる為。
彼女の景色は一体どこにあったのか。
周囲に向いていた笑い声は渇き、誰に向いていたのかは誰にもわからない。
限りなく「白」でいようとした。
「律する」秩序は限りなく自分の世界観で成り立っている。
外部の「刺激」ほど邪魔なものはない。
秩序を崩す奴は殺す。
私の理想の世界と、知らない「刺激」で成り立っている世界。
白い私を刺激の世界から守らなくてはいけない。
・・・・「私」が許さない。
均衡を保つのは「私」。正しくない訳がない。私はきれいだから。
まるい。
正しい私が貴方達にこれだけ正しいことを教えてあげたのに
貴方達はどこまでも針で刺してくるんだ。
ひどいね。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
なんで解らないの???
彼は「貴方を」選ばなかった。
これが事実なんだよ、ダメなんて最初から分かってたじゃん。
なんで分かんないかな?
「ソレ」と「コレ」は別だよ?当たり前じゃん。
それなのに、、、
それなのに、、、
、、、、、、、、、あ、そう、その気なら、馴れ合いなんてしない。
「私、結構ドライだからさー
そういうの、分かんないんだよねー。」
わざわざ奪う訳ないよ。私が「選ばれた」んだから。
仕方がないよ。
彼女は矛盾を抱えすぎている。
その「理屈」を通す根拠はどこにあるんだ?
私の「白」とアレが、介入できない空間を勝手に作ってる。
許さない。
割り切っている「私」がすき。
賢い「私」がすき。
だって偉いでしょ?
「案外、演じることって嫌いじゃないんだ。楽しいんだよね。」
「ここの人みんな、自分の意見言わないから。」
私は、正しい意思を伝えている。
悪いのは貴方だよ? ほら、言ってみなよ。
言えないでしょ?そんな事分かってるよ、ふふっ♪