既卒無職終了 〜地方から東京に出向いて身についた事アレコレ〜

即落ち2コマのような展開です。

第一志望になんと受かりました。

 

 

このブログ、無職からの奪還劇を売りにしていたのに、4ヶ月でネタが回収されてしまった。ほぼ1クールアニメじゃねえか!!!!!!!!僕が既卒になってブログを始めた時の心意気というか、当初の予定としては早くても1年、2年くらいの長期スパンで人生逆転起死回生劇をつらつらと書き殴って、お涙頂戴、友情・努力・勝利!!なシナリオで進む予定だったのに、1年経たずと終わっちまったよ!!!浪人生よりも短いわ!!!

いや!まあ!良い事なんですけど!?そりゃ!数ヶ月足りとも興味のない仕事したくないって自分で言ってたし、書類落ちると毎回絶望するし、進路が決まらないバイトのない空白の休日の方が余程かストレスで禿げるオーバーヒートだったけどね。人生のシナリオ的につまらないってだけだ。簡単に報われすぎた気がしてしまうんだよ。もっともっと苦労した先に叶えるべきものであると思っていたから。難易度は職種にもよるかもしれないが、、、。

 

頑張って適合しましたよ。会社っていう資本に、適性の職種に。合致したんだかしてないんだか、現実の自分をただ只管見つめることしかできない。それが凄いことなのか、大した事がないことなのか、もう分からないのだけど、ただ自分の努力した「つもり」になっている過程から徐々に「当たり前」っつーか、ニュートラルな状態にまできているから、結構淡々としてるんだよなあ。たぶんこれがモチベーションとしてはベストなんだと思います。

最終面接まできていた時点で既にヒャーヒャーヒイヒイなっていたが、落ちるとまた人に落ちた連絡をする事がもう嫌だし、慰めてもらう事しかできなくてひたすら微妙になってしまうので、もう何も言わねえ、期待しねえ、1人で始末をつける、とこうやって気持ちを文章化するとまるで武士のような戦い方をしていたのだが、人に語らずしてある日唐突に内定通知が来た。

 

きつい事が最初から分かっている業界に足を突っ込む事、そして、田舎から誰もが憧れる東京に上京する事、内定報告から必然的にくっついてくる、あからさまに頑張っている方向に向かっている「感」「人」。私自身のメンタルはいつだって真下に行ったり頂点になったり結構情緒不安定なのだが、1人でいる時は特に立ち位置が不明になっている。生活習慣や見る物、読む物、知識を入れるべき所は2年前からかなり変わっているはずなんだけど、僕の今まで過ごしたごく一般的な「普通の人」の人生の価値観は「経験」してしまったから崩せない。久しぶりに親戚などと話しをすると、自分は変わったのかな、と会話をしながら思う時がある。会話のテンポとか語彙の引き出しとか出てくる言葉が昔と違う気がする。大学であらゆる生活場面で今までの価値観を否定されて(されたように勝手に感じた)、自分自身がそちら側に価値観を合わせるように、自分の「今まで」を全部消して(滲み出て消しきれてないだろうが)そういうもんなんだって、苦しいのが当たり前なんだって、騙してきた。おかしいものにおかしいと断言できるだけの力が私にはなかった。家族および親戚一同は何も変わっていないのに、私ばかりが勝手に変わっていて、めちゃくちゃ解離しているようで、私は一体どこに向かって何者になろうとしているのだ、と悟り戻ったのだ。相手からいつも言われる言葉は、よく分からないけど頑張れよ、といった具合。この人達は私の実質的な社会的成功を納める上での「力」にはならないし、僕ばかりが勝手に頑張って、辛い気持ちになって、私は一体何と戦っているのだ?社会に相手にされなかったら、僕は一体どこで誰と戦っているんだ?その、「戦」を僕自身がしていることを再確認・理解するためのものが就活、面接だったり。本物の戦は社会で動くようになってからなんですけどね。楽に引き上げてくれるような神様の様な都合の良い味方なんていないし、戦いたくなかったら別に「戦わない」という選択肢だって勿論あるのだけど、私は「戦っていない奴」が嫌いなのだ。能天気で賢くない奴と一緒にいたくない。一切の能天気さを取り払って、常に真剣な人と関わりたい。僕の今の理想像は「馬鹿に見えるけど常に楽しそうな賢い狂人」。「楽しいキチガイ」これ、これが1番かっこいい。何故かというと表層に現れていないから。「想像力」が無いとその人の行動原理と内側まで知ることが出来ない、「読める」人間であるから。「読む」面白さの無い人間に何の価値もない。そして、僕の価値を表層から一発で読み取れない人間も価値がない。

1番ムカつくのは同じ経験をしていない人間に知った様な口を聞かれる事。しかし、私が向いてきた方向と同じ場所を向いている人らに共感して貰えた時はこの上ない「仲間意識」を感じる。私はいよいよ、狭い狭い所に入ったのだなと思うのだ。誰も経験しない領域にどんどん入って行く代わりにどんどん孤独になって、狭い空間でしか生きることが出来なくなる。別に行かなくてもいいのにさ。けど、やっぱり気になるから死ぬ前に1回足を踏み入れたいのだよな。

 

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就活を経て身についたことがある。

  1. 履歴書の書き方マスター
  2. 高速バスマスター
  3. 東京銭湯マスター

結構人に教える事ができる自信がある。これについて、語ろう。

 

  • 履歴書の書き方マスター

1・1年前、初期

初期の自分が書いていた書類の文章をもう覚えてはいない。壊滅的な文章ではなかったと思うが、就職支援の人には自動詞と他動詞の使い方が混合していると言われた。今だってめちゃくちゃなことを書いているだろうが、1年前と思えば文章能力は恐ろしいほどに上がっていると思う。日常生活でさえ、文字が浮かんで仕方がないからだ。こうやって書け、と言われて散々添削された文章を何度も何度も書き直して完璧な、優等生の、テンプレート的な、何の尖りもない、毒のない、丸みのある、物語性のある、起承転結をつけた文章に直されてきた。びっしり、黒い文字に覆われた四角を人事は逐一丁寧に読みさえするのであろうか。もし仮に100くらいの書類が送られてきて、その中から選別する作業だとしたら、私だったら、面倒臭いから絶対丁寧に読む気にならん。が、それでも否応がなしに私はそう鍛えられてしまったので、何かと書く文章量は必然的に多くなってしまう。

2・読ませる文章

文量が多い事のデメリットは中身の薄い小学生の作文の様な熟語を無駄に書いて量を膨らませたものが読む気のないものにさせているだけであって、着地点がしっかりと定まった物語の順序が具体例を伴って記されていれば倫理能力の確固たる証明になるのである。しかし、世の中には文章を書くのが苦手な人も沢山いる。文章の下手な人、というのは私は評論家でも先生でもないので一概に指し示してはいけないと思うが、読む気のさせない文章は一般投稿の新聞コラム4行くらいで大体わかる。あ、頭の良くない人の文章だ。と、すぐに読み飛ばす。たぶん、採用人事の判定基準だってそんなものだろうよ。

けど1番大事なことって、どれだけ優等生的回答を上手い事を並べた所で、読み手の心に訴えかけるものじゃないと何にも意味ないんですよね。採用担当者は、企業様異世界宇宙人じゃないんです。やっぱり求職者と同じ人間なんです。こう書かないと落ちる!こうやってこうしてこうして書けってキモいテンプレ腐るほどありますけど、な〜にメディアにコロコロ踊らされてるんですか。たいした仕事もした事のない学生風情が一丁前に横文字や業界用語を語れるのは文章で限界だわ。そんな恥ずかしい言葉を面接で口語にすると思うと聞いている方も居た堪れない。言うもむず痒くなって言えた試しがないわ。にも関わらず、その恥ずかしさも分からずに平然と言っちゃう子は5年後に黒歴史にして馬鹿にしてやりたい。ア〜恥ずかし〜〜〜。知ったかぶりほど恥ずかしいことはないっすわ〜。

3・人心掌握を知れ

 で、訴えかけるもの、強いては印象に残る文章、というのは、超個人的エピソード。これに限る。逆にこれがなかったらすべて無なのでは?やっぱり当たり障りのない事書いたってダメ、適当に数打つとか、あんまり入りたくないけど取り敢えず送るとか時間の無駄だから止めろ。単純に給料とか休日の量で考えていて、本当に拘りが無いなら良いんですけど、入りたい会社あるけど関連した業種受けておくなんて事をしても、やはり自分の気分が1番に乗らないし、どうせ面接で伝わるし、自分が面接官の立場になったとしても、よほど人手不足で無い限りそんな人に入って欲しく無いだろ???入りたい所は努力して自分のレベルを上げるしかない、僕から言えることは以上です。

御社と僕の「繋がり」、共通点を愛を込めて赤裸々に語ってしまった方が良いです。告白というものは真っ正面から恥ずかしいセリフを堂々と言ってしまった方が、相手の心に刺さります。書類から相手を口説いてください。口説くことも出来ない人は恋愛及び、コミュニケーション能力がないです。これが出来ないということは、相手の気持ちになって物を考えることが出来ない、という証明になります。人心掌握です。そういった意味では、消費者つまり自分が仕事によって生み出した「価値」を消費して金銭を払ってくれる人の気持ちが分からない=「価値」を提供することが出来ない人間、ということなので資本で成り立つ仕事上、使えない人間ということで淘汰されますね。

最近、若者が恋愛をしなくなった、と言いますがこれは非常にヤバいです。特に私の大学ではジェンダーの薄い人が多く、心理学の授業アンケートなんかでも、異性に恋愛感情を抱いたことが無い、という人が他大学と比べ多いということを言っていました。趣味、教養という意味で個人能力を延ばすには文句は滅相ございませんけど、金を稼いで生きていく人間という以上、人の気持ちが分からないということは致命的欠陥です。その様な人が、技術屋になっていくのでしょうか。

 

 

  • 高速バスマスター

高速バスに乗ったことがなかったので就活以前は未知の領域であったが、数々の面接を繰り返し僕の使うバスは徐々に固定化されていった。新幹線で行くのとバスじゃまるで違いますからね。親がお金を払ってでもくれない限り学生は基本的にバスでしょう。新幹線8900円とバス1900〜4800円ですから。月に2、3回も面接をしていたら数万無くなります。

まず、名古屋から行く場合、バスの種類が郊外と比べて沢山あります。1番メジャーなのはJR東海バスさん(https://www.kousokubus.net/BusRsv/ja/)ですが、名古屋からの直行便などもあるため、停留所が高速ICから乗るバスよりも1時間に数本走っています。その代わり利便性が高いため、人が多いです。平日でもお隣さんと5時間を共にすることはザラにあります。JR東海さんの1番のメリットと言えば、

  • 学割率が半端ねえ所。他社は元値が安いので学割は見かけませんが、JRさんは1000円以上安くなります。
  • ネット割で更に100〜200円ほど安くなります。学生さんで窓口に行ってアナログ的に席を注文する人は余りいないと思うので、ネット予約でしょう。
  • 無名バス会社より席も広くて綺麗
  • 名古屋、金沢、京都、大阪、東京駅共に専用ターミナルがあるので電光掲示板や地図を見れば絶対に分かる。駅前にある。
  • 昼行便が1時間に1本はある

JR以外のバスを使って1番やべえと思ったのは、東京駅の集合場所です。JRさん以外の格安バスはクソ狭い所に収容されてしまうので、人がひしめき合っていて大手の土地の豊かさを思い知りました。アレはさすがにお年寄りなんかが迷っていたら蹴り飛ばされてしまいそうなので、出来るだけ避けたい。バスタ新宿や池袋など東京駅を外した停留所の方が絶対に分かりやすいです。東京は電車の運賃が2、3駅なら162円で移動できるのでどこからでも乗降可能なら池袋にしておけ。

 

数社利用しましたが逐一解説をしていたら長くなるので、オススメだけ書きましょう。※愛知限定

1 できるだけ日帰りで帰れ

面接・合説が午後からなら朝一の高速バスに乗り、昼行最終18:00代まであるから日帰りが絶対楽JRでキメろ。

2 朝面接の場合

新幹線で行け。夜行は絶対にやめろ。まともに寝られる訳が無いので、悠々自適に新幹線で面接の文言をブツブツ言いましょう。帰りは勿論JR昼行バス。

3 次の日朝早く行動したい場合

夜行バスに乗らざるおえないですが、名駅からの格安バスは若者多しで、夜中騒ぐパリピとかヤベー人が居たことは経験上ないので、比較的民度はあると思います。その他バス(さくら観光https://www.489.fm/ WILLERhttps://travel.willer.co.jp/)は女性専用席が選びやすいというか売りにしている会社が多い気もするので、その辺りJRさんよりは安心かと。豊橋発の場合はほの国号(https://secure.j-bus.co.jp/hon/Route/aichi_tokyo)一択。名古屋まで行っていたら交通費の方が高くなるので、ほの国号さんは大変ありがたいですが、夜行しか無いのが悔しいかな。

4 夜行バス朝の過ごし方

そして、1番問題なのが朝5時なんかについて何するのよって困るんですけど、新宿近辺の早朝のチェーン店で時間を潰すのは辞めた方がいい。夜行バス明けの死んだ顔した大人がひしめき合ってて、化粧するにもトイレはクソ混んでるし、とても眠たくなるからです。とてもじゃないけど落ち着いて入られません。面接当日だったら最悪。新宿だと「ワンカラ」という1人カラオケ専門店があって早朝営業12:00まで1200円、完全個室、静か!!!!!!(重要)静か!!!!!!(重要)なので、安心して爆睡も化粧も出来ます。もしくは、目的地が都内から外れていたら、駅前から少し外れた落ち着いていそうなイートインスペースの広いコンビニを狙って下さい中野駅の早稲田の隣のファミマは広くてカウンター席もあり、空いていて最高でした。

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  • 東京銭湯マスター

東京からの夜行バス待ち、となると大体24時まで待たないといけません。カラオケ、漫喫、遅くまでやっているカフェ、など早朝よりは選択肢があると思われるが僕のオススメは「銭湯」です。理由は

  • 東京は銭湯文化が充実しているので、郊外でも都内でも銭湯が沢山。六本木だってある。
  • 24時以降も営業している所が大半
  • 面接でストレスマッハな状態からの開放感と安心感
  • 休憩スペースで待てる
  • 500円以内で数時間居座ることが許される環境
  • 化粧落とせる、歯磨ける

漫喫の数時間パックがバカらしくなってきますね。初めての東京って、みんな冷たい感じがして気分的に怖いじゃないですか。けど、どんなに都会でもオシャレに着飾った若者でも銭湯に入ればみんな同じホモ・サピエンスなんだってことが分かるんですね。巣鴨駅の地下の銭湯http://www.toshima1010.org/sentozyoho/378.htmlはおばあちゃん多くて居心地が抜群。表参道駅の銭湯http://shimizuyu.jp/はバリバリ街中にあるので驚きましたが凝った湯もあって手頃で良い。年齢層が低くて、ピーク時はかなり混む予感がするので原宿で遊んだ人向けかな?

裸になると全ての緊張感から解放されて、家のような温かみを感じるんですよ。どれだけ文明が発展していようと、東京人もみんな僕と同じ人間だ〜^^って。どうせ遠出する時くらいしか銭湯なんて入る機会ないだろうし、折角なら銭湯に行きましょう!